6年半にも及ぶ個人開発が続けられたパズルゲーム「Manifold Garden」がいよいよ年内にリリース 



 構造物アーティストウィリアム・チャー(William Chyr)氏が開発する空間パズルゲーム「Manifold Garden」(PC / PS4)がE3 2019のIndieCadeブースに出展されていた。,久々に試遊し,チャー氏の話も聞けたので,レポートしよう。


 「Manifold Garden」は,エッシャーのだまし絵のような不思議な構造物が空中に漂う3D世界「マニフォールド・ガーデン」(多様体の庭園)を舞台にした,一人称視点のパズルゲームだ。


 少なくとも序盤のゲームプレイでは,プレイヤー正方形ブロックを所定の位置に運び,それをスイッチにして次のエリアへの扉を開いていくのだが,プレイヤー自身は壁や天井に移動することで,それを“重力面”にすることができる。プレイヤーが移動するたびに,サイコロの中の多様体世界が90度ずつ反転していくようなイメージだ。

 しかし,スイッチとなるブロックは,プレイヤーが押すことでのみ移動させられるため,どのようにブロックを動かして目標の場所に持っていくのかが,このゲームのキモになる。 パズルは徐々に難しくなっていき,スタートしてから15分ほどプレイしたあたりでも,構造物から階下に見えるプラットフォームに飛び降りるといったアクションが必要になった。

 スクリーンショットを見ていただければ想像できるかもしれないが,「Manifold Garden」の世界は,空間に点在する建物が鏡に映ったような構造になっている。そのため,飛び降りると永遠に落下し続けるような錯覚に陥ることもあり,確信がない状態でジャンプのは勇気を必要とするのだが,実際に飛び降りてみると,自分がさっき立っていた場所の裏側に降り立つといったことが起こりうる。
 プレイヤーにはさまざまなトライ&エラーが求められるが,キルされることもゲームオーバーもないので,自分のペースで遊ぶゲームだという印象を持った。


 今回のプレイでは,以前と比べて配色やBGMなどの面で完成度が高まっている印象を受けた。チャー氏は,本作の開発状況を映像で配信してきたが,直近の映像ではPlayStation 4版のバグフィックスに取り掛かっているなど,マスターアップが近付いていることが伺える。

 2013年プロジェクトスタートさせて以降,6年半にもわたってほぼ1人で開発を続けてきたチャー氏は,「まだ終盤のトリックがうまく調整できていない」としつつも「早ければ秋くらいにリリースしたい」と語っていたので,プレイできる日を楽しみに待ちたい。

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関連タイトル
・PC Manifold Garden
PS4 Manifold Garden

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[E3 2019]6年半にも及ぶ個人開発が続けられたパズルゲーム「Manifold Garden」がいよいよ年内にリリース


(出典 news.nicovideo.jp)