11万円と手頃なゲーミングPC、性能高めのデスク向けCPUが魅力 | 



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 ゲーミングパソコン、とくにゲーミングノートは高価だという印象が強いが、あまり欲張った性能を求めなければ、10万円ちょっとくらいの価格から手に入れられる。しかし、せっかくゲームで遊びたいのに、性能が間に合わずに遊べない……なんてことになってしまえば本末転倒だ。

 「LEVEL-15FX090-i5-LXSX [Windows 10 Home]」は、コストを抑えながらもなるべく多くのゲームを快適に遊びたいという人にピッタリな製品だ。価格は11万138円(6月10日現在)からで10万円ちょっとと手ごろながら、デスクトップCPUGeForce GTX 1050 Tiを採用することで、十分なゲーミング性能を確保しているのが特長。15.6インチフルHDディスプレーと合わせ、PCゲームを存分に楽しめる構成となっている。

 LEVEL-15FX090-i5-LXSXの実力が実際のところどれくらいなのか、今回はベンチマークゲームを使って調べてみた。

ノートなのにデスクトップCPU搭載ってどういうこと!?

 ゲーミング性能をチェックする前に、混乱しがちなCPUについて少し説明しておこう。通常ノートパソコンでは消費電力と発熱の少ないモバイル向けのCPUが搭載されている。例えばCore i5でいえば、「Core i5-8265U」(4コア8スレッドベース1.6GHz、最大3.9GHz)などだ。

 これに対して、デスクトップCPUは消費電力と発熱が増えてしまうものの、「Core i5-8400」(6コア6スレッドベース2.8GHz、最大4GHz)のスペックをみてもらえばわかる通り、実コア数が増加し、さらにベースの動作クロックも大きく上回っているという違いがある。ざっくりいえば、同じCore i5でもモバイル向けよりもデスクトップ向けのほうがより高性能になるわけだ。また、省電力性を気にしなくていいぶん、デスクトップCPUのほうが安価となる。

 ここで思いつくのが、ノートPCデスクトップCPUを搭載すれば低価格で高性能なPCができるのではないか、というアイディアだ。ただし、そのぶんより大きな電力供給が必要となるし、もちろん増加した発熱に耐えられるだけの冷却装置も必要となるため、それほど簡単な話ではない。

この難しい問題をクリアし、本当にデスクトップCPUを載せてしまったもののひとつが、LEVEL-15FX090-i5-LXSXとなるわけだ。

 また、GPUにはGeForce GTX 1050 Tiを採用。同じエントリークラスとなるGeForce GTX 1050と比べ動作クロックが向上しているうえ、ストリーミングプロセッサーの数も640基から768基に増加しており、似た型番とはいえ実力は大きく上回っている。メモリーも最大となる4GB搭載しているため、しっかりと実力が発揮できる環境が整っているといえるだろう。

定番となる2つのFFベンチでゲーミング性能を調べてみた

 では、ゲーミング性能をみていこう。まずは定番となる2つのFFベンチから。比較的軽量なテストとなるFF14ベンチマークソフトはつい先日バージョンアップし、新しい「漆黒のヴィランズ ベンチマーク - ファイナルファンタジーXIV」となった。せっかくなので、この新しいベンチマークで性能をチェックした。

 ゲーミングパソコンとしてはエントリークラスに近いという点を考慮し、最初は「1920×1080、標準品質(ノートPC)、フルスクリーン」という設定で試してみたのだが、スコアはなんと10907で、評価は「非常に快適」とかなり余裕があるようだった。そこで画質設定を上げ、「1920×1080、最高品質、フルスクリーン」で試してみたのが、次の結果だ。

 スコアは7746と確かに低下しているものの、これでも評価は「非常に快適」。7000以上でこの評価となるため、評価そのものは変化なし。画質を高めても余裕で遊べる性能があるといえそうだ。

 重量級ベンチマークとして、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(FF15ベンチ)も試してみよう。こちらは「標準品質、1920×1080、フルスクリーン」で試してみたところ、スコアは3943で評価は「普通」となった。さすがに重量級となると標準品質でもやや厳しく、シーンによっては画面がカクついてしまうこともありそうだ。画質を「軽量品質」に落とすとどのくらいスコアが上がるのかを試してみたのが、次の結果だ。

 画質を下げても評価は「やや快適」止まりというのは残念。とはいえ、通常のプレーであればまず困らなさそうな結果となっているので、これなら解像度フルHDから落とさずに遊べるだろう。

2種類のFPSゲームで実フレームレートをチェック

 2つのベンチマークソフトの結果から、軽量級ゲームであれば高画質設定でも快適に遊べ、重量級ゲームでも画質設定を落とせばフルHDで遊べそうだという傾向がつかめた。では、実際のゲームではどうなるだろうか。

 そこで、フレームレートの差が勝敗に大きくかかわってくるバトルロワイヤルゲーム、「フォートナイト」と「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUBG)の2つで実際にフレームレートを測ってみた。

 どちらも森や建物周辺を徘徊するという、主に屋外での徘徊時。Frapsフレームレートを60秒間、3回計測して平均し(小数点以下は四捨五入)、「平均」、「最小」、「最大」の3つで比較した。画質設定は、GeForce Experienceで最適化したものだけでなく、フォートナイトでは「エピック」、PUBGでは「中」の場合も試してみた。なお、シーンがまったく同じにはできないため、あくまで傾向を見るためのものだということは先に断っておく。

 まずは、動作が軽くエントリークラスゲーミングPCでも遊べるフォートナイトの結果から見ていこう。

 GeForce Experienceで最適化した場合は平均で100fpsを超え、最小でも91fpsと非常に高いものになっている。60fpsを超えていれば満足できるレベルとなるため、かなり余裕がある設定といえるだろう。「エピック」では平均で52fpsと若干60fpsに届いていない。また、最小では43fpsにまで低下してしまっており、比較すると若干カクつきが気になるところがあった。さすがにエピックでの快適プレーは難しそうだが、「高」設定であれば十分楽しめるレベルとなりそうだ。

 続いて、比較的重量級となるPUBGの場合だ。

 フォートナイトと違い、PUBGGeForce Experienceの最適化は絶妙で、最小で60fpsをギリギリ超えるよう調整されていた。もちろんシーンによってはもう少し下がってしまうこともあると思うが、それでも全体的に画面のカクつきはほとんど気にならず、気持ちよくプレーできた。設定を「中」にしたところさすがに重たくなり、平均で64fpsと余裕がないものになってしまった。多くの項目が「非常に低い」となって画質は低下するものの、GeForce Experienceの最適化で十分快適なプレー環境が手に入るというのは間違いない。

軽めのゲームはもちろん、設定次第で重たいゲームもしっかり遊べる

 ベンチマークソフト2本と実ゲーム2本という簡単なテストだが、軽量級ゲームでは高画質設定で楽しめ、重量級ゲームでも多少画質を落とせば十分快適にプレーできる実力があることは確か。手ごろな価格でしっかり遊べるゲーミングノートパソコンがほしいというのであれば、LEVEL-15FX090-i5-LXSXはピッタリな候補といえるだろう。

11万円と手頃なゲーミングPC、性能高めのデスク向けCPUが魅力


(出典 news.nicovideo.jp)